
コレ、すごいよ。
詳しい内容は製作者側の意向で言えないんだけど、例のごとくムチャクチャで主人公は完っ全にキレててさ、一部の関係者に「本物の***をシバいてる」と言われた前半のバイオレンスシーンとかあっていかにもスキャンダラスで「らしい」作品なわけ。でも、出てくるヤツらのセリフが驚くほど自然でかっこいいの。
岩松了の舞台みたいでさ。特に指圧と腰痛患者との会話のやりとりやラストシーンのさりげないセリフのリアリズムに思わず唸っちゃうんだよ。セリフとバイオレンスの絶妙のギャップがとにかく素晴らしい。「アン・アラマント」がこれ一本で売れっ子プロダクションになったわけだよね。
実はばく、この指圧の彼、あまり好きじゃなかったの。「フリ井マン・1」の頃の彼なんて、ハシヤギすぎの中学生のノリって感じでムカついたもん(笑)。
彼はこの作品でやっと、本当の意味でのヒーローに開花したんじゃないかと思います。すごく良い顛して患者を蹴っています(笑)。ウワサでは今度の夏にはラジャとの闘い(アラマントヒーロー夢の対決!)が実現するみたいだし、とにかくこの漢(おとこ)からは目が離せないな。
スラップスティックにしてドキュメントなノリ。この作品はいい加減なフリしてインディーズの王道をバッチリ踏んでる超一級のエンタティメントに仕上がってる。
「してやったり」。それが「アン・アラマント」がぼくたちに送ったこの作品のメッセージなんだと思うよ。
モイチョイプロ・映画担当部
彦 杉夫
★アン・アラマントについて
呪井 博士
高円寺に拠点を持つアラマント第3の波。当初、スーパー・アラマント(八王子)のユニットということになっていたが、今回新たにアラマントの名を冠した団体名を名乗ることで完全に分離独立を果たしたようだ。これで現在休眠中のスーパー・アラマントは事実上消滅したことになる。
作品は今のところ、この「指圧ライダー」のみ。1996年の夏頃撮られ、同年冬に完成。家庭用8ミリVTRカメラを使用。7分36秒。
内容はスーパー・アラマントゆずりの暴力と不条理、それに伝統の中央線テイストがムンムンあふれる変ムービーである・・とだけ言ってしておこう。(詳しい解説は監督本人が上で書いている。)