一式陸攻は1941年6月に正式採用され7月より中国大陸に展開しました。
全長20m翼長25m、自重:6.8t、航続距離(偵察で)3300km、巡航速度:170ノット(314.84km/h)実用上昇限度9220m。
搭乗員は、操縦員、偵察員、電信員、が正副2名ずつと搭乗整備員(初期は搭発員と言った)1名を加えた7名を定員とし、作戦によって指揮官が加わった8名で作戦に従事しました。

しかし、搭乗員不足が深刻となると操縦員は1名となり、万一に備え搭乗整備員に操縦を教える場面もありました。

一式陸攻の機内は機首に爆撃照準を行う爆撃席があり、爆撃照準は偵察員が行います。操縦室には操縦席の他、航法を行う航法席、無線の受発信を行う無線席、指揮官の座る指揮官席があり、主翼の上にエンジン計器を集めた機関席、無線機材を集めた無線席、側方銃座、最後部には尾部銃座がありました。また、一式陸攻の飛行時間は7時間に及ぶ為、機内には便所が設けられています。
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